人のこころは イベントに行かない腐女子の話 - 田中ゆう

この世界を知らない世間一般の人には、オタクとは、腐女子とは、根暗で引きこもり、内気な性格で運動しないから色が白くて疲れやすい……というイメージが依然として強く残っていると思う。
実際は、趣味のために金を稼ぐことに糸目がなく、休日はオタク活動に従事し、そのための情報収集を怠らない、高いアクティビティを持った人達だ。イベントに行けば、気温や悪天候をものともせず、日本のどこからこんなに人が湧いたんだ? というぐらいたくさんの人が集まるし、ST☆RISHのライブのチケット倍率は噂によると嵐を超えた。
一方で、非コミュを貫く腐女子もいる。イベントに行かず、萌えという熱風の嵐に負け、オタクな店に入ったりするのを嫌悪する歪な愛を抱く腐女子。
全ての非コミュ腐女子が、そういう性質ではないとは思いますが、腐女子でもイベントに行くのがめんどうな、私の話を少ししていきます。

《その1 非コミュ腐女子とは》

(私は)まず即売会に行かない。行っても同人誌を買わない。アフターに参加しない。隣のサークルと仲良くできない。アニメや声優の公式イベントにも行かない。そればかりか、アニメイトやとらのあなに入るのも気が進みません。大勢で集まってご飯を食べることすら、ちょっとドキドキするくらい。できればそういう話しは2人か3人でやりたい。4人以上になると「行くの辞めようかな」。
そもそも、基本的に知らない人はもちろん、友達と会って話す・遊ぶことに対して抵抗感がある。
よく「引きこもりだから」とアピールしてる人がいるが、彼女らはそう言いながら、イベントには出るし、アフターも出るだろう。本当の引きこもりはそんなことはしない。このことは、同じ引きこもりを称する同類はわかって貰えると思う。
敢えて言うなら、他人が自分に与える評価が好きじゃない。会話していれば、レスポンスがある。そのレスポンスが(それを気にする自分も)面倒。相手を気遣ったり、空気読んだり、唐揚げにかけるレモンの有無や、箸の上下気にしたり……。